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2010 ベトナム国8名のJICAプロジェクト灌漑水管理コース研修


岩見沢市長を表敬訪問

左より、ズオンさん(水利総局)、マイさん(国立水利研究所)、ドンさん(国立水利研究所)、ニュンさん(国立水利研究所)、ヴーさん(国立水利研究所)、カーさん(水利総局)、渡辺市長、タインさん(ベトナム南部水利研究所)、アインさん(国立水利研究所)


 JICA(国際協力機構)の要請を受け、ベトナム国から長期研修員の受け入れが始まりました。当区では今年3月に多国籍(5カ国)の研修員を受け入れしましたが、今回は参加型水管理を推進するベトナム国から男性6名・女性2名で、それぞれ農村開発局・ベトナム水利研究所のスタッフ及び研究員の方々です。

 研修員は6月8日に来日し、JICA札幌でオリエンテーション、コースガイダンスを行い、6月14日から当区での受入れが始まりました。研修期間は8月5日までの約2ヶ月間です。この研修は、日本の土地改良区で行われている参加型用水維持管理システムを学び、自国の用水・用水施設の管理システムの改善、強化計画を策定することを支援するものです。
 研修期間中は北海土地改良区で農業用水路の維持管理を学ぶほか、北海道大学・開発局・空知総合振興局・岩見沢市・いわみざわ農協の講師から、農業政策や土地改良事業、農協のしくみ等に関する講義を受けます。

 初日(6/14)は岩見沢市役所、空知総合振興局、いわみざわ農協を表敬訪問し、午後からは自国の概況と用水管理方法や関連組織の現状・課題についてのジョブレポート発表会を行いました。

 研修生は、この研修で学んだことを自国に戻りどのように実践の中で生かすのか、最後にアクションプランを作成発表し、評価会の後、8/6に帰国する予定です。
 2ヶ月という大変長い期間ですが、皆さん体調をこわすことなく、実り多い研修となるように協力していきたいと思っております。

当区での日程は以下のとおりです。

●6/14~表敬挨拶後、各国の概況と用水管理方法や関連組織の現状・課題についてのジョブレポート発表会。当区の主要水利施設見学。北海道開発局の講義。

●6/21~空知総合振興局、北海道大学での講義。農業試験場、積水化学工業(塩ビ管)を見学。砂川市で草刈の実習(景観活動)。

●6/28~当区概要、会計・賦課についての講義。岩見沢市(概要、農業政策)の講義。ホクトヤンマー、日本高圧コンクリート工場を見学。

●7/5~道営農業農村整備事業の実施地区視察。当区で維持管理事業、末端組織について講義。末端施設の管理と実態の理解を深めるため現地視察。

●7/12~道外土地改良区研修→千葉県 印旛沼土地改良区、関東農政局 両総農業水利事務所を視察。農林水産省、全国水土里ネット、JICA本部を訪問。

●7/20~農家体験訪問。管内土地改良区訪問。当区理事会を傍聴。25日(日)は北海幹線ウォーキングに参加予定。

●7/26~北海道土地連、JAいわみざわで講義。研修とりまとめ及びアクションプラン作成準備。

●8/2~アクションプラン作成。評価会。アクションプラン発表会。修了証書授与式及び表敬挨拶。


研修の様子です

初日、理事長室にて


「JAいわみざわ」 遠藤参事、亀谷室長と


生鮮市場で昼食を買い物


美唄事業所で水管理システムを見学


空知総合振興局農務課・中島課長の講義


北海道大学農学部 クラーク像前にて


砂川市で草刈景観活動に参加


岩見沢市稔町で畑かん施設を見学

【2010年07月07日】12:02 ほっかいニュース